「えらいひと」
前にも書いたような気がしますが、今の子どもをおしえるのはとてもとても大変なのではないでしょうか。
大人がしんどくなるだから、こどもはもっとしんどいだろうなあと。
明らかなウソ、ごまかし、強弁。責任逃れ、バックレ、放り出し。
「えらいひと」であるはずの、つまりは子どもの見本であり目標であるはずの人々が、テレビで大っぴらにそのようなことをする。
正しいことが行われていないだけでなく、正しくないことや間違ったことが行われても、「えらいひと」はバックレればそれで終わり。
「えらいひと」でいるのは得らしい、と、「えらいひと」になろうと思えばまだよいほうで、大半の子どもは、自分が「えらいひと」になれないことを悟るか、「えらいひと」になっても大したことはなさそうだとわかり、結局なにをしても無駄、なにを言っても無駄、というふうになるのではないかと思います。
そうなるのが自然ですよねぇ。
しかもじっくり考えてそうなるというよりも、空気で感じて、何となくやる気や気力をなくすことになるのだろうから、自分でもどうしたらいいのかわからなくなってしまうんじゃないか。
よい見本がない。モデルがいない。
……って、もう十分大人の僕が言っていてはいけないか。
でも道はあるよ。
落ち込まずあきらめず、すこしずつでも進んでいけば。ね。