ハイ、先生! ハイ、専制。
会議では、手を上げたり議論して議決することは禁止。
えーっと、それって会議なの?
と思うわけですが、それを「会議」として運営することにきっと意味があるのです。
特に教員の会議において、そのようなきまりがあるそうなので、やっぱり子どもたちに民主主義を敵だと教えようとする立場ならではですね。北朝鮮という専制国家の性格をよく表しています。
……と言えればいいんですが、北朝鮮のことではなくて、ここ、民主主義を標榜する国の首都が運営する高校でのことなので頭痛い。
そして頭にくる。
徹底的にいじめ抜くのだ、アタリマエのことを言い、行う人を。
職員会議:都教委の挙手禁止通知 反対の都立三鷹高校長、非常勤採用されず
東京都教育委員会が職員会議で挙手・採決を禁止した06年の通知の撤回を求めている都立三鷹高校(三鷹市)の土肥信雄校長(60)が定年後の非常勤教員の来年度選考に応募したところ、不合格にされていたことが分かった。31日、土肥校長が自身の支援集会で明らかにした。土肥校長は不合格を不服として取り消しを求める訴訟を検討する考えだ。
(毎日jp 2009/2/1)
こうしたことが意外に知られていないことにもしばしば驚きます。新聞やテレビで、大きな問題としてとりあげられていないということなんでしょうが、年頃の子どもを持つ親でも知らないことが普通みたい。マスコミが監視役として機能していない。
たぶん、ニュース性がないといった言い訳になるのでしょう。たしかに、そのような報道はウケナイのでしょうね。
それでも「土肥先生の勇気ある行動を尊敬している」、と言ってくれる青年がいるのは救いです(三鷹高校卒業生が1/31の支援集会でそう語ったとのこと)。