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2009 / 2 / 18

『マヴォ』掲載、驚きの『家族喧嘩』

by ayumu

この間模索舎で買ってきた、竹熊健太郎さん責任編集のコミック雑誌『マヴォ』。

扉を開いて……ひとつめの漫画。

1ページめ。ふうん、こういうのが巻頭なんだ……。
2ページめ、上のコマ。お? こういう絵になる?
下のコマ。わ、なんだこれ。
3ページめ、下のコマ。うっとうしいコマ割り!(笑)
4ページめ。すごい! こういう世界なんだ!

いやーお見事。おもしろい。
絵柄(それぞれがまたうまい)、コマの形、スクリーントーン、フォントがちゃんと別の文法で描きわけられている。

誰かが思いついてもよさそうな手法にも思えるけれど、竹熊さんが衝撃を受けたそうだから、誰もやってなかったんですねえ。そうそうできるものではないか。
しかもこの手法を、ティーンエイジャーの女の子がいる家庭によくありそうな(せめてもう少しスカート長くしていきなさい!)言い争いにうまくからめて仕立てあげ、わずか6ページの中で構成した力はたいしたものです。

しかし逆に、このアイディアの長編をぜひ読んでみたいとも思いました。6ページで表現するために、やや説明的になってしまっているのが、やむを得ないのだけれど、もったいない。

それにしても、大学一年生のときにこれを描いたとは。

これは絶対巻頭でなきゃだめです。この漫画を人に見せるために雑誌を作りたくなる。開くとまずこの漫画がある雑誌を。きっとそうに違いない。

模索舎、タコシェ(通販もしているようです)で販売中。下記竹熊さんのページからどうぞ。
たけくまメモ【マヴォ】増刷ができました [cocolog-nifty.com]

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