あけましておめでとうございます
あけましておめでとうございます。
写真は、本年の年賀状ですが、我が家の水槽のタツノオトシゴ夫婦です。
奥にいるのがお父さん。
この写真を撮ったあと、彼のお腹から10匹ほどの子どもが生まれました。
ぼくも初めて知ったのですが、タツノオトシゴはオスのお腹の中にメスが卵を産みつけ、オスの中で孵化、稚魚となって、オスが「出産」するのですね。
広大な海の中の生物の多様な姿は、ミクロでみてもマクロで見ても驚くことばかりですが、ほんのわずかな水槽という空間の中でも、そこに生きる生き物の姿や生態は毎日見ていても飽きることがありません。ちっぽけな魚の一匹の動きをじっと見ているだけでも、この生命の惑星にいることの驚異を感ぜずにはおれません。
37億年のいのちの歴史の末端に存在することができている幸福を抱く一方で、いまここで進行中の愚行がどのような未来につながっていくのか、進化というシステムからはみ出したわが種の行く末への不安もまた抱かざるを得ない、年のはじめです。